この記事のポイント
品川区の学童保育はどうなっている?すまいるスクールの概要
品川区は学童保育において、23区の中でも非常にユニークな仕組みを採用しています。従来の公立学童保育を廃止し、全40校の区立小学校に「すまいるスクール」を設置。放課後児童クラブと放課後子ども教室を一体的に運営するモデルを確立しました。
- すまいるスクールとは?
品川区が全区立小学校40校で実施する「全児童放課後等対策事業」。国の「新・放課後子ども総合プラン」に基づき、放課後児童クラブ(学童保育機能)と放課後子ども教室(全児童の遊び場機能)を一体的に運営する。教育委員会の管轄下で実施される点が特徴。
他区では「学童保育」と「放課後子ども教室」が別々の事業として運営されるのが一般的ですが、品川区ではこれらを統合したすまいるスクールが唯一の公的な放課後の居場所となっています。
すまいるスクールの料金・時間・利用区分は?
すまいるスクールには、利用目的に応じた区分があります。
| 項目 | 一般利用(全児童) | 放課後児童クラブ登録 | |------|-----------------|-------------------| | 対象 | 区立小学校の全児童 | 保育が必要な小1〜6年生 | | 月額料金 | 無料 | 2,000円程度+おやつ代 | | 利用時間(平日) | 放課後〜17:00 | 放課後〜18:00 | | 延長利用 | なし | 19:00まで(別途申請) | | 長期休暇 | 9:00〜17:00 | 8:30〜18:00(延長あり) | | 出欠管理 | 緩やか | 厳格(毎日の出欠確認) | | おやつ | なし | あり |
Q: すまいるスクールは何年生まで利用できますか?
一般利用は全学年(1〜6年生)が対象です。放課後児童クラブ登録も小学1年生から6年生まで利用可能で、他区の学童保育が原則3年生までというケースが多い中、品川区は全学年を対象としている点が特徴です。
すまいるスクールの大きなメリットは、料金が安いことです。放課後児童クラブ登録でも月額2,000円程度と、他区の学童保育(月額4,000〜5,000円が相場)と比べてリーズナブルです。
他区の学童保育とすまいるスクールは何が違う?
品川区に転入を検討している方や、他区と比較したい方のために、主な違いを整理します。
| 比較項目 | 品川区すまいるスクール | 他区の一般的な学童保育 | |----------|---------------------|---------------------| | 運営主体 | 教育委員会 | 子ども家庭部(福祉系) | | 施設 | 学校施設内のみ | 学校内・児童館・独立施設 | | 対象学年 | 1〜6年生 | 原則1〜3年生 | | 月額料金 | 約2,000円 | 約4,000〜5,000円 | | 学童と教室の関係 | 一体運営 | 別々の事業 |
注意すべき点もあります。
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学校外の施設がない:すまいるスクールは学校内のみで運営されるため、学校以外の居場所を求める場合は民間学童や児童館を利用する必要があります。
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教育委員会管轄の影響:他区の学童保育は福祉部門が管轄するケースが多く、保育的なケア(個別対応や家庭との連携)がより手厚い傾向があります。すまいるスクールは教育的なアプローチが中心です。
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スタッフの体制:大人数を受け入れるため、児童一人あたりのスタッフ数が他区の学童より少なくなることがあります。
すまいるスクールは料金が安くて6年生まで使えるのは本当に助かります。ただ、上の子が1年生のときは大人数の中で少し寂しそうな時期もあったので、最初は注意して見てあげたほうがいいです。
品川区の民間学童と申込方法
すまいるスクールだけでは対応しきれない場合、民間学童が選択肢になります。品川区内では大井町・武蔵小山・戸越エリアを中心に民間学童が展開されています。
申込方法(令和8年度)
すまいるスクールの令和8年度からの利用申請は電子申請に移行しました。
- 品川区電子申請サービスにアクセス
- キーワード「すまいる」で検索
- 必要事項を入力して申請
新小学1年生のいる家庭(令和7年12月末時点で品川区在住)には、令和8年1月中旬頃に区から利用登録案内と口座振替依頼書が郵送されます。
まとめ:品川区の学童保育で知っておくべきこと
品川区のすまいるスクールは、低料金で全学年が利用でき、全校に設置されているという大きなメリットがあります。一方で、他区の学童保育とは仕組みが根本的に異なるため、転入時には戸惑うこともあるかもしれません。
押さえるべきポイントをまとめます。
- すまいるスクールは品川区独自の一体型事業:学童と放課後教室が統合されている
- 料金は月額2,000円程度と23区最安クラス:コスト面では大きなメリット
- 6年生まで利用可能:高学年の居場所確保にも対応
- 2026年度から電子申請に移行:紙の申請は廃止
- 民間学童との併用も検討を:延長保育や習い事が必要な場合