この記事のポイント
学童保育の費用は月いくら?結論から
学童保育の費用は、公立か民間かで大きく異なります。まず結論をお伝えします。
公立学童保育は月額4,000〜8,000円、民間学童保育は月額30,000〜60,000円が2026年現在の一般的な相場です。同じ「学童保育」でも、費用に5〜10倍の差があります。
この記事では、公立・民間それぞれの料金内訳から地域による違い、費用を抑える方法まで、学童保育の費用に関するすべてを解説します。
公立学童保育(放課後児童クラブ)の費用
基本料金の相場
公立学童保育は自治体が運営または委託する施設で、保護者負担は比較的軽いのが特徴です。
- 放課後児童クラブとは?
厚生労働省が所管する放課後児童健全育成事業。共働き家庭等の小学生を対象に、放課後や長期休暇中に適切な遊びと生活の場を提供する施設です。一般的に「公立学童」と呼ばれます。
| 項目 | 月額費用 | 備考 | |------|---------|------| | 基本保育料 | 4,000〜7,000円 | 自治体により異なる | | おやつ代 | 1,000〜2,000円 | 別途徴収の場合あり | | 保険料 | 800〜1,500円/年 | スポーツ安全保険等 | | 教材費 | 0〜500円 | ほぼ不要 | | 月額合計 | 5,000〜9,000円 | |
東京都主要区の料金比較
| 自治体 | 月額保育料 | おやつ代 | 延長料金 | |--------|----------|---------|---------| | 世田谷区 | 5,000円 | 2,000円 | 1,000円/月 | | 杉並区 | 4,000円 | 実費 | なし | | 練馬区 | 5,000円 | 2,000円 | 1,000円/月 | | 目黒区 | 5,000円 | 1,500円 | 別途 | | 品川区 | 4,000円 | 実費 | 無料 | | 港区 | 2,500円 | 1,500円 | 無料 |
Q: 公立学童が安いのはなぜ?
公立学童は、国と自治体の補助金で運営費の大部分がまかなわれています。保護者が負担するのは実際の運営費の一部にすぎず、残りは税金で補填されているため低料金が実現しています。
民間学童保育の費用
基本料金の相場
民間学童は、教育プログラムや長時間預かりなど独自のサービスを提供するため、費用は公立より高額です。
| 項目 | 月額費用 | 備考 | |------|---------|------| | 基本保育料 | 25,000〜40,000円 | 週5日の場合 | | 教育プログラム費 | 5,000〜15,000円 | 英語、プログラミング等 | | おやつ・食事代 | 3,000〜8,000円 | 夕食付きの場合は高め | | 施設維持費 | 2,000〜5,000円 | 月額または年額 | | 送迎サービス | 0〜5,000円 | 含まれる施設も多い | | 月額合計 | 35,000〜65,000円 | |
入会時の初期費用
民間学童では入会時にまとまった初期費用が必要です。
| 項目 | 費用 | 備考 | |------|-----|------| | 入会金 | 20,000〜50,000円 | 返金不可が一般的 | | 登録料 | 10,000〜20,000円 | 年度ごとに必要な場合も | | 制服・備品代 | 5,000〜15,000円 | 施設により異なる | | 初期費用合計 | 35,000〜85,000円 | |
民間学童を検討する際は、月額料金だけでなく入会金などの初期費用も含めた年間総額で比較しましょう。初年度は入会金だけで数万円の差が出ることもあります。
公立と民間の年間費用比較
年間の総費用で見ると、その差はさらに明確になります。
| 費用項目 | 公立学童 | 民間学童 | |---------|---------|---------| | 初期費用 | 約2,000円 | 約50,000円 | | 月額費用×12ヶ月 | 約72,000円 | 約480,000円 | | 長期休暇追加費用 | 約5,000円 | 約30,000円 | | 年間合計 | 約79,000円 | 約560,000円 |
年間で約48万円の差があります。ただし、民間学童には習い事が含まれていることが多く、別途習い事に通わせる費用と比較すると、実質的な差は縮まるケースもあります。
学童の費用を比較する際は、公立+習い事の合計と民間学童の費用を比べるのが適切です。民間学童に英語やプログラミングが含まれていれば、別途の習い事が不要になり、トータルでは大きな差がなくなるケースも少なくありません。
費用に影響する主な要因
1. 地域差
都心部ほど民間学童の費用は高くなる傾向があります。港区・渋谷区エリアでは月7万円を超える施設もある一方、郊外では月3万円台の民間学童も見つかります。
2. 預かり時間
基本の預かり時間を超える延長保育には追加料金がかかります。19時以降の延長は月額3,000〜5,000円、20時以降は月額5,000〜8,000円が相場です。
3. オプションプログラム
英語レッスン、プログラミング教室、そろばんなど、オプション追加ごとに月額5,000〜10,000円が加算されるのが一般的です。
4. 利用日数
週3日利用と週5日利用では、民間学童の場合月額1〜2万円の差が出ます。お子さんのスケジュールに合わせた利用日数の最適化も費用管理のポイントです。
費用を抑えるためにできること
学童保育の費用負担を軽減する方法はいくつかあります。
- 自治体の補助金・助成金を活用する - 民間学童利用者向けの補助金制度がある自治体も増えています
- 兄弟割引を確認する - 2人目以降は半額になる施設もあります
- 年払い割引を利用する - 月払いより年一括払いのほうが5〜10%安くなるケースがあります
- 必要なオプションだけ選ぶ - すべてのプログラムを付けるのではなく、本当に必要なものだけ選択しましょう
まとめ
学童保育の費用は、公立なら月5,000〜9,000円、民間なら月35,000〜65,000円が2026年現在の相場です。費用だけで判断するのではなく、預かり時間、教育内容、お子さんとの相性を総合的に考え、ご家庭にとって最適な選択をしましょう。まずは気になる施設の見学に行き、具体的な費用の見積もりをもらうことをおすすめします。